汎用開口
壁、出窓壁、内部・外部手摺(バルコニー手摺、ロフト手摺)、階段手摺、ベランダ、鉛直面、傾斜面(タイプ2・3のみ)、塀に、汎用開口を入力します。
壁に取り付く内・外壁仕上、妻壁に対しても開口が反映されます。

汎用開口を入力するA210914_hkk_sec01
「汎用」メニューから「汎用開口」を選びます。
- 「汎用開口」ダイアログの「個別」をONにします。
- 開口のタイプ、高さ、幅などを設定します。
- 部材上にマウスを移動して、汎用開口の配置位置をクリックします。
メモ
-
「高さ自動検索」がONの場合、配置した部材の高さに開口の下端または上端を合わせて入力します。
たれ壁、たれ・腰壁、中壁に入力 それぞれの下端に開口の下端を合わせて入力します。 腰壁、内外手摺、塀に入力 それぞれの上端に開口の下端を合わせて入力します。 通常壁に入力 FL 基準で +1000㎜の位置が開口の下端になります。 - 手摺・塀・階段手摺・踊場手摺に開口タイプを矩形で入力した場合、自動的に「傾斜」がONになり、開口が部材上端に沿った形状で入力されます。
- 汎用開口は仕上や壁の厚さを参照して入力されているため、入力後に仕上や壁の厚さ、手摺幅などを変更した場合、これらの部材の厚みを再取得する必要があります。
「属性」メニューの「建具一括設定」、または汎用開口の属性変更ダイアログの「情報取込」で、変更した部材の厚み情報を取得してください。

汎用開口を連続入力するにはA210914_hkk_sec02
- 「汎用開口」ダイアログの「連続」をONにします。
- 「複数配置」がONであることを確認して、「ピッチ指定」または「個数指定」をクリックします。
- 部材上にマウスを移動して、汎用開口の始点と終点をクリックします(入力方法:線分)。
ピッチ指定 始点逃げと終点逃げを考慮して、始点から開口の基準点までのピッチ(距離)を指定して開口を配置します。 個数指定 始点逃げと終点逃げを考慮して、開口芯間が同じになるように指定数の開口を均等配置します。

汎用開口データの連動A210914_hkk_sec03
汎用開口は、次のように他図面および積算に影響します。
図面 | 汎用開口の影響 |
平面詳細図 | 汎用開口に対して、仕上が回り込むように作成されます。![]() |
断面図 矩計図 展開図 |
汎用開口を考慮して、断面が表現されます。![]() |
木造壁量計算 | 汎用開口が入力されている箇所には、筋かいは配置されません。汎用開口を建具として扱い、準耐力壁を配置します。 |
2×4壁量計算 | 汎用開口を建具として扱い、耐力壁、準耐力壁を配置します。 |
基礎伏図 | 汎用開口の下端がFL基準より低い場合は、基礎部分がカットされます。 |
木造床小屋伏図 2×4たて枠躯体 |
汎用開口の箇所にマグサ、下枠を配置します。 |
立面図にて多角円形の開口を入力した場合、開口の最大矩形領域で扱われます。 | |
2×4土台伏図 | 汎用開口が土台上端より低い場合は、土台がカットされます。 |
木造パネル割付図 2×4パネル割付図 |
建具同様にたれ・腰パネルが配置されます。 |
数量拾い | 汎用開口は、数量コードがないため集計されません。 |
階段手摺に入力されている汎用開口面積(0.5㎡以上の場合)は、手摺開口面積に含まれます。 | |
外部仕上に汎用開口面積が0.5㎡以上入力されている場合は、外部仕上面積から汎用開口面積が差し引かれます。 | |
内部仕上に汎用開口面積が0.5㎡以上入力されている場合は、部屋データ(部屋マスタ)の壁仕上面積(または腰壁仕上面積、巾木仕上面積)から汎用開口面積が差し引かれます。 | |
積算 | 仕上データより積算集計する場合も、壁仕上に汎用開口面積が0.5㎡以上入力されている場合は、仕上面積から汎用開口面積が差し引かれます。 |