換気:換気設備計画

換気:概要A330300_kan_sec01
換気エネルギーは、換気設備の種類と効率を検討します。
ダクト式換気は、計画したところに給気、排気を行うことができるため、空気環境のデザインがしやすい一方、空気抵抗が増えるため、エネルギーが増加することもあります。
第3種換気システムは単純な設備のためエネルギー消費は少ないですが、適切な気密と換気計画がなされなければ効果的に換気できないこともあります。適切に換気の種類を検討します。
次に必要な風量を確保できる換気扇の消費電力も検討します。
参考資料
換気設備計画・・・住宅事業建築主の判断基準

換気:換気機器の種類A330300_kan_sec02
■ 換気機器の種類
機械式の全般換気設備(24時間換気システム)を対象としており、断続的に使用される局所換気設備(浴室、便所、台所などの換気扇)は対象外です。ただし、局所換気に用いられることのある設備であっても全般換気設備として連続的に使用されるものは、全般換気としての稼働にかかる消費電力が計算の対象となります。
※ ダクト式とは、1台の換気設備に合計1m以上のダクトを使用しているものとなっています。
- 第一種換気(機械給気/機械排気)
- 第二種換気(機械給気/自然排気)・・・室内側が正圧
- 第三種換気(自然給気/機械排気)・・・室内側が負圧
※ 壁付け式は、1台の換気設備に1m未満のダクトを使用しているもので、外壁に設置するパイプ用ファンがこれにあたります。

換気:比消費電力A330300_kan_sec03
■ 比消費電力
比消費電力とは、1m3の空気を運ぶために使われるエネルギーを指します。
換気設備の種類 | 標準的な比消費電力 W/(㎥/h) | 標準的な一次エネルギー消費量 GJ/年 | 基準一次エネルギー消費量 GJ/年 |
ダクト式第一種換気設備 | 0.6 | 8.2 | 7.4 |
ダクト式第二種換気設備 | 0.3 | 4.1 | 3.7 |
ダクト式第三種換気設備 | 0.3 | 4.1 | 3.7 |
壁付け同時給排型ファン | 0.6 | 8.2 | 7.4 |
壁付け給気ファン | 0.2 | 2.7 | 2.5 |
壁付け排気ファン | 0.2 | 2.7 | 2.5 |

換気:空気集熱式太陽熱利用システムA330300_kan_sec04
■ 空気集熱式太陽熱利用システム
空気集熱式システムで24時間換気との連動を反映することができます。
暖房の空気集熱式太陽熱利用システムの設定が反映されます。