結露防止対策:防湿層の設置
防湿層の設置は、等級4・3・2で必要な対策です。
繊維系断熱材等を使用する場合は、断熱層の室内側に防湿層を設ける必要があります。ただし、一定の条件に該当する場合は、防湿層の設置を省略することができます。
繊維系断熱材等とは
- グラスウール
- ロックウール
- セルローズファイバー等の繊維系断熱材
- プラスチック系断熱材(日本工業規格A9511(発泡プラスチック保温材)に規定するもの、日本工業規格A9526(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム)に規定する吹付け硬質ウレタンフォームA種1又はA種2に適合するもの及びこれらと同等以上の透湿抵抗を有するものを除く。)
- その他これらに類する透湿抵抗の小さい断熱材
透湿抵抗比による防湿層の設置の省略について
透湿抵抗比が次の数値以上となる場合は防湿層の設置を省略できます。
※ 透湿抵抗比=断熱層の室内側透湿抵抗の合計/断熱層の外気側透湿抵抗の合計
等級4 | |||||
地域 | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ |
外壁 | 5 | 3 | 2 | ||
屋根又は天井 | 6 | 4 | 3 | ||
等級3、等級2 | |||||
地域 | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ |
外壁 | 4 | 2 | 2 | ||
屋根又は天井 | 5 | 3 | 2 |