小屋束/小屋束勝ち負け/小屋筋かい
小屋束、小屋筋かいを入力します。また、小屋束の勝ち負けを変更します。
断面寸法の初期値や積算情報には、木造構造材マスタの各部材の設定が連動します。

小屋束を入力するA612518_kkt_sec01
「小屋」メニューから「小屋束」の「小屋束」を選びます。
- ダイアログで配置基準、幅、せいを設定します。
- 小屋束の入力位置をクリックします(入力方法:1点)。
メモ
- 入力ダイアログ、属性変更ダイアログの各項目については、「柱属性ダイアログの機能」を参照してください。
- 小屋束の表現は、「専用初期設定:描画条件(2)」の「小屋束」で設定します。
- 小屋束は、入力した位置の垂直方向に当たる部材を参照して、高さが自動設定されます。高さを参照する対象の部材は次の通りです。
上端高 | 次の各部材の下端位置を参照します。 母屋、棟木、谷木、隅木、屋根(参照) |
下端高 | 次の各部材の上端位置を参照します。 軒桁、丸太、化粧丸太、小屋梁、妻梁、敷梁、振れ止め、間仕切桁(小屋)、桁(小屋)、梁(小屋)、頭つなぎ(小屋)、間仕切桁(床)、桁(床)、床梁、梁(床)、胴差、頭つなぎ(床)、跳ね出し梁 |

小屋束の勝ち負けを変更するA612518_kkt_sec02
小屋束を「勝」に設定すると、小屋束の上端高が母屋天端まで伸び、棟木や母屋が切断されます。
「小屋」メニューから「小屋束」の「小屋束勝ち負け」を選びます。
- 図面の小屋束部分に「勝」または「負」と表示されるので、「勝」「負」の文字の箇所をクリックして表示を切り替えます。
- ポップアップメニューの「OK」をクリックして終了します。

小屋筋かいを入力するA612518_kkt_sec03
「小屋」メニューから「小屋束」の「小屋筋かい」を選びます。
- ダイアログで各項目を設定します。
高さ設定 始終点の高さの基準を「垂木下端±」「軒高±」から選んで、高さを設定します。 始点余長
終点余長部材は芯基準で入力(部材芯の交点=入力点)しますが、部材が交差する部分の勝ち負けを余長として設定します。部材の芯より短い場合はマイナスの値、芯より超える場合はプラスの値を入力します。
入力時の余長は、始点・終点の伸び返りとして部材の属性に設定されます。
(詳しくは「芯からの伸び返りについて」を参照)オフセット 指定した入力位置よりずらして配置します。プラスの値を入力したときは入力方向の左側、マイナスの値を入力したときは右側にオフセットします。 - 小屋筋かいを入力する屋根をクリックします。
- 小屋筋かいの始点、終点をクリックします。
メモ
- 屋根の参照データをもとに、自動で高さ位置が設定されます。
- 小屋筋かいの属性変更ダイアログの「形状」タブでは、始終点の高さや端点形状を設定できます。
(その他の項目については、「「土台」「大引」「大引受」ダイアログの機能」を参照)