プログラム名 外皮性能計算 Ver. Ver.8 ID Q562110 更新日 2022/06/15

Q:庇等がない場合や天窓の場合(日除け効果係数(1.0)と斜入射特性を用いる方法)の計算方法を教えてください。

A:「専用初期設定:建具-建具設定」の「ガラス仕様」で「令和3年度」の仕様を選択し、「取得日射熱の補正方法」で「簡略法等」をONにして、建具の熱的境界データを自動配置します。
※ 庇等があれば「簡略計算法」で、庇等がない場合は「簡略計算法(冷房期:0.93、暖房期:0.72)」で計算します。天窓の場合は「日除け効果係数(1.0)と斜入射特性を用いる方法の計算方法」で計算されます。

操作方法

  1. 外皮性能計算を開いて、「設定」をクリックします。
  2. 「専用初期設定:建具-建具設定」で「η値」の「仕様」をクリックします。
  3. 「開口部仕様選択」ダイアログの「基準年度」を「令和3年度」にしてガラス仕様を選びます。
    ここでは、「ガラス区分」が「2層」であることも確認します。
  4. 「簡略法等」をONにします。

    ※ 令和4年4月以降は、「平成28年度」「平成25年度」の仕様は使うことが出来ません。
  5. 「自動配置」をクリックして、熱的境界などを自動配置します。
  6. 「属性変更」で建具を選び、熱的境界(建具)の属性ダイアログの「ガラス」の「仕様」をクリックすると、「開口部仕様選択」ダイアログで設定した「日射熱取得率」が選択されていることを確認できます。

メモ

  • 「簡略法等」の場合、天窓(方位が上面)のときは「日除け効果係数と斜入射特性」と表記されます。
    条件計算方法
    庇あり(張り出し寸法0より大きい)簡略計算法
    庇なし(張り出し寸法0の場合)簡略計算法(冷房期:0.93、暖房期0.72)
    天窓日除け効果係数(1.0)と斜入射特性
  • 建具の上部を全て覆っていない(接続する屋根がない)場合は、日除けの対象外となります。
  • 「η値シミュレート」ダイアログからガラス仕様を変更するときは、対象となる建具を選択して「仕様を入れ替える」をクリックし、「開口部仕様選択」ダイアログで「令和3年度」の仕様を選択します。「変更内容 ⇒ 図面」をクリックすると、熱的境界データに反映されます。