カタログ部品(3Dカタログ部品およびArchi Master部品)を置きます。
なお、カタログ部品の色や質感などを変更するときは、特別編集の「カタログ部品編集」を使用します。
ここでは、Archi Master部品の洗面化粧台を置く操作を解説します。
3Dカタログ | 3Dカタログマスタに登録されている部品を使用します。3Dカタログ.comを開いて、実建材データをダウンロードすることもできます。 |
AM | Archi Masterに登録されている部品を使用します。 |
壁面、壁仕上面に沿うように1点配置したい場合 |
「壁に沿わせる」をONにして、平面ビューで壁、壁仕上に付着したらクリックします。 ※ パーティションには付着しません。 ![]() |
壁から離れた位置に1点配置したい場合 |
「壁に沿わせる」をOFFにして、任意の位置をクリックします。 方向を指定する場合は、基準位置でマウスをドラッグしながら方向を決めます。 ![]() |
カタログ部品には3種類の入力コマンドがあります。操作は同じですが、次のような違いがあります。
なお、Archi Master部品は、コマンドによって入力できる分類が異なります。
タブ | グループ | アイコン | 配置時の優先表示切り替え | 描画モード | 入力できるArchi Master部品の分類 |
建物設計 | 床・壁面 | ![]() |
床優先表示 | 床・壁 | 家具、厨房設備、衛生設備、電化製品、室内装飾、エクステリア、景観装飾、屋根、他分類 |
建物設計 | 天井面 | ![]() |
天井優先表示 | 天井 | 天井、他分類 |
敷地・外構 | 工作物・付属 | ![]() |
切り替えなし | 外構 | 室内装飾、エクステリア、景観装飾、屋根、他分類 |
「3Dカタログ・AM部品選択」ダイアログでは、メーカーやシリーズなどの条件で検索できます。また、「検索項目」をクリックすると、表示するメーカーの絞り込みや、キーワード・サイズを指定しての検索も可能です。
なお、3Dカタログ.comから実建材データをダウンロードしている場合やファイルからインポートした場合に、「標準」以外のメーカーが表示されます。
玄関収納やシステムキッチンなど、1つの部品に複数の色が登録されている部品は、「3Dカタログ・AM部品選択」ダイアログの一覧から部品を選択し、右下から色を選びます。
カタログ部品の丸みをなめらかに表現したいときは、「3Dカタログ・AM部品選択」ダイアログの「立体精度」を「詳細」側に設定します。
すでに同じ部品が配置されている場合、「立体精度」は表示されません。配置されている部品に対しては、「カタログ部品編集」の
「立体精度」で変更することができます。
カタログ部品では、部品ごとに配置基準が設定されています。「配置高さ基準」では、部品を配置するときの高さ基準を設定します。カタログ部品が配置される高さは、次図のように異なります。
それぞれの配置高さ基準が参照するオブジェクトの高さおよび設定値は、次のとおりです。
配置高さ基準 | 参照する高さ |
設計GL | 階設定のレベルで設定する設計GL |
SL | 階設定のレベルで設定するSL |
FL | 階設定のレベルで設定するFL |
地面 | 等高地形、道路、舗装・緑地の高さ |
部屋床面 | スペースの床高、床仕上、スラブ、階段 |
部品面 | カタログ部品の面、汎用オブジェクトの面、スペースの床高、床仕上、スラブ、階段 |
天井面 | スペースの天井高、天井仕上 |
屋根面 | 屋根 |
「配置高さ基準」が「地面」「部屋床面」「部品面」「天井面」「屋根面」の場合、「鉛直」がOFFの状態で部品を配置すると、基準の勾配に合わせて部品が傾斜します。
傾斜した部品を鉛直に、または鉛直の部品を傾斜にしたいときは、カタログ部品を選択して「鉛直」のON/OFFを変更し、「再計算」「適用」の順にクリックします。
なお、「配置高さ基準」が「設計GL」「SL」「FL」の場合、「再計算」は実行できません。
設計に必要な設備機器には、建築工事に入るものと入らないものがあります。
これを識別するには、プロパティ「高・描画」タブの「実装種別」で「実装」「想定」を選びます。
実装種別 | 用途 | 平面ビュー |
実装 | 建築工事に入るもの(便器、建築設備など) |
登録時の線種で表示![]() |
想定 | 建築工事には入らないが、図面のレイアウト計画などのために配置したもの(家具など) | 点線で表示![]() |